(
カテゴリ:なんでもモノ紹介)
最近、読んだ本で印象に残っている物を又、1冊、ここで取り上げます(いやぁ、昨年末から、読書ネタ増えたような気がする、ここで・・・)。
「
世界から猫が消えたなら」という、
インパクトのあるタイトルの本ですが、この本、以前、NHK-FMで、
妻夫木聡さん主演で、ラジオドラマ化した(・・・んですよね?)りと、結構、有名な本みたいでした。(2013年
本屋大賞にノミネートされていたりと)
後の詳細は、一応、「
続きを読む」で。(
内容に触れている部分もありますので)
|
評価:
川村 元気
マガジンハウス
¥ 1,512
(2012-10-25)
|
|
川村 元気
小学館
¥ 670
(2014-09-18)
|
それで、余命を宣告された主人公が、悪魔と出会い、様々な大事な物を消していくのと引き換えに、自らの寿命を延ばしていくのですが、そうしている内に、自分の向き合わなければならなかった事に気付いていく・・・、そんな話なんですよね。
わりとコミカルに綴っている文体なのですが、話は後半、結構重たかった感じがしたかなぁ、うん・・・。
ただ、惜しかったのは、最後の方が、文のコミカルさが、話の重さに負けてしまったのか、どうも、うまく着地できなかったというかねぇ・・・。
でも、途中、映画が失われる話の章などは、描写が上手かったので、無駄になっていないと思います。
(タイトルの「~猫が消えたなら」は、総じて、「猫」になっているという事か)
だけど、「失ったものは、その後で、その大切さに気付く・・・」、この言葉が、重く突き刺さるような話でした、これは(色々と、惜しい部分もあったけれどね)
(後、オマケですが、この本を、蔦屋書店(TSUTAYA)で読んでいて、「ツタヤ」(映画オタクの主人公の友人)という登場人物が出て来たので、ここは、かなり、この本を読んでいて笑いそうになった所でした・・・(^^;)
(2014,9,16 追記:現在、「るろうに剣心」の映画に出演中の、佐藤健さんと、宮崎あおいさんの初共演で、映画化される事が、決まったそうです!(「世界から猫が消えたなら」佐藤健&宮崎あおい 初共演 オリコンスタイル(http://www.oricon.co.jp/news/2042075/full/) そして、文庫本も、今月18日に、小学館から出るそうです。)