アレスノモノカキ Go

北海道・函館から発信している、やっぱり、”物書きもどき”の、”アレス”による、”趣味”と、”放浪”のブログです。

函館演劇フェスティバル2012学生編 「Heaven's Gate」@2012,12,23 函館市芸術ホール

 (カテゴリ:演劇、映画

 今日、劇団PaPと、劇座不手際の合同公演、「Heaven's Gate」を観てきましたので、その事を書きます。

 「Heaven's Gate」と呼ばれる、何らかの原因で、「現世」で意識不明になっている者達が集まる精神世界に、アンザイトモハルという青年がやってきて、判決の日を迎えるまでの間を描いた、群像劇(・・・だったかなぁ?)でして、中でも、ハルカ(カナ)という少女に、特に感情移入出来ましたね、個人的に。

 彼女は、終盤まで、誰とも喋ろうともしなかったのですが、判決の日、「天国」へ行く判決が下された時に、その判決を受け入れて、カナザワに、感謝の言葉を伝えていた時の、喋り・・・、それが、とても、印象的でした。 しかも、受験を頑張ってきた、女子高生(役名失念、スミマセンm(_ _)m)が、「天国」行きを下されて、打ちひしがれていたのに、そっと手を差し伸べるハルカ(カナ)・・・、ここも、さらに、印象づけたかと思いきや、復讐を考えていた女性(こっちも、役名を失念・・・(汗))が、「現世」行きの判決を下されたので、その女性の計らいによって、女子高生が「現世」行きになったシーンは、もうちょっと、(女性の)復讐の背景が見えてれば、もっとスカッとしたシーンになったかも・・・、と思いました、個人的に。

 後、(ちょっと、前後してますが・・・)サクラバ夫婦は、個人的に、話が読めたけれど、最後、分かり合えて、良かったですね(行く先は別々でも)。

 そして、アンザイは、群像劇だった為か、描かれ方は、印象薄い感じだった気がしました、個人的に・・・。 でも、前向きなラストでよかったと思いました。(アンザイは、「現世」で、カナザワは、「天国」行きです)

 荒削りだったけれど、各々の登場人物のドラマを描こうという意欲は感じられる作品だったと思いました。 劇団PaP、劇座不手際の皆様、お疲れ様でした!!