アレスノモノカキ Go

北海道・函館から発信している、やっぱり、”物書きもどき”の、”アレス”による、”趣味”と、”放浪”のブログです。

市内6劇団合同公演 「夢の海賊」(追記あり)

  昨日、今日と、函館市芸術ホールにて行われた、市内6劇団(劇団はこだて、劇団函館創芸、劇団自由飛行館、劇団G4、芝居組「虎」、函教大演劇集団 劇団アズ)合同公演の、「夢の海賊」を今日の昼公演にて、観てきましたので、それについて書きたいと思います。

 舞台は、主人公のサラリーマン、「三宅ツトム」の「夢」の世界。彼を「パジャマ殿下」と慕う動物たちが彼のために宝物を作れば、それを狙った海賊たちが海の向こうからやってくる。

 そこは冒険の風が吹く輝かしい世界。  しかし、ツトムの「現実」が、次第に、「夢」の世界に干渉し出し始めてきてしまうのですが、「このままではいけない!」と、マクラ姫が危険をかえりみず、夢の王国へと戻ってくる・・・・・・、そして、ツトムは、「夢」を取り戻せるのか?

 ・・・と、いった物語でしたが、この話、個人的にですが、もっとファンタジー色が強い舞台かと思っていたら、現実社会のシビアな、「仕方なさ」や、「やりきれなさ」、我々が、日常の生活の中で、次第に失っていく、「夢」の「儚さ」を巧みに描き出し、かなり、”寓話”めいた話で、「・・・思っていたのとは、何か違うテイストの話だなぁ・・・・・・」と、観ている途中で、そんな違和感すら感じたのですが、この違和感は、ツトムが夢を思い出した時の、マクラ姫のセリフで、ようやく、腑に落ちたんですよね・・・。

 「・・・宝物から、物語が生まれ、その芝居を観た観客が、その思い出で輝きを放つ・・・」(・・・みたいなセリフです、うろ覚えでごめんなさいm(_ _)m) ・・・・・・このマクラ姫のセリフが、とても、「夢の海賊」で伝えたかった、素敵なメッセージだと分かった(・・・個人的にですよ!)時は、「あぁ、この舞台、みて、良かった!!」と、温かい気持ちになり、ようやく、この舞台に、素直に入っていけました(*^^*)

 ・・・と、まぁ、ストーリーは、一筋縄で行く話ではなかったけれど(・・・まぁ、その後も、色々とね)、なかなか、楽しめるものでした、ハイ!

 そして、市内の6劇団合同なだけあり、函館のご当地ネタから、歌とダンス、演出(客席を利用した演出もありました)も凝っていて、とても、その辺も見ていて興味深いものがありました。

 地元の劇団が結集した凄さを見られて、とても、これは、観て良かったです!(ちなみに、お気に入りの登場役は、オウムと、猿と、マクラ姫です)

 

 ・・・それと、パンフレットを見たら、出演者やスタッフの方々に、TEAM NACSが好きな方々が多くて、嬉しかったです(^^;

 ついでに、余談ですが、ワタシ、アレスの演劇”鑑賞”年数は、12年、好きな舞台は、「星の大地に降る涙」(地球ゴージャス・2009年)、「CUT」(OOPARTS・2010年)、「LOOSER6」(TEAM NACS「5D」)(2011年)、好きな劇団、勿論 TEAM NACSです。

 最後、話がそれまくりで、ごめんなさい・・・m(_ _)m

 追記(2012,1,27) 公演当日の写真が、公式ブログにUPされました。

 こちらのブログ記事です。