アレスノモノカキ Go

北海道・函館から発信している、やっぱり、”物書きもどき”の、”アレス”による、”趣味”と、”放浪”のブログです。

「コクリコ坂から」を観ました。

  昨日、スタジオジブリ制作の新作アニメ映画、「コクリコ坂から」を観られたので、その感想を書きますね~(内容に触れてます)。

 時は、1963年の横浜。

 軽快な挿入曲(この曲、個人的に好みです)に乗せて、イメージビジュアルの、旗(この旗は、”国際信号機”で、船の通信のために使われる、世界共通の旗です)を掲げる少女が早速、登場。

 この少女が、今作のヒロイン、海(うみ)。(作中、”メル”と呼ばれる事もありますが、メルは、フランス語で、”海”です)

 彼女が、女系家族の家で育ち、とある学生運動をしている少年と出会い(少女と少年が出会うというのは、過去のジブリのアニメでもよくあるパターンで、「崖の上のポニョ」や、「借りぐらしのアリエッティ」などでも、ありましたね)、物語が展開していきますが、今回の作品は、今までのジブリアニメの、「ファンタジー色」が、一切出てきていませんでしたけれど、テンポが良くて(それに対し、宮崎吾郎監督の前作、「ゲド戦記」は、テンポが全く無い映画だったなぁ・・・)、かなり、物語が見易い作品で、ものすごく、”ドラマ”に、重きをおいて作った作品で、今までのジブリアニメに無い雰囲気で観られたのが新鮮で、良かったです。

 ・・・・・・だって、終盤、物語の途中で、海と、その海が恋をした少年、俊(しゅん)が、実は、同じ父親から産まれてきた子供だという事を知って、叶わない恋だという事が分かった・・・・・・、展開としては、使い古されているかもしれないけれど、「あぁ、海は、(ジブリのアニメの中では)最も、悲恋のヒロインだ」という事も思えたら、何だか、泣けてきました・・・・・・(海が、母のもとで泣きじゃくるシーンでね)。

 ・・・・・・でも、最後の最後、カルチェラタンが守られた後、海と俊が、「真実」を知ったら、ハッピーエンドだtったので、「やっぱり、スタジオジブリのアニメらしい結末で、よかった(ホッ)」・・・・・・、と、幸せな気持ちになり、映画館を出て行った、真夏の晴天のそんな日でした。 あぁ、観られてよかった、「コクリコ坂から」(*^^*)