アレスノモノカキ Go

北海道・函館から発信している、やっぱり、”物書きもどき”の、”アレス”による、”趣味”と、”放浪”のブログです。

芝居組 「虎」 第8幕 「波間にて届かぬ声」 2014、4、6 @函館市芸術ホール

JUGEMテーマ:舞台鑑賞
カテゴリ:演劇、映画)  さて、又、舞台を観てきましたので、その感想を書きたいと思います。  4月6日(←・・・いやぁ、又、言いますが、自分の誕生日の舞台観賞と相成りました(^^;)に、函館市芸術ホールにて、公演がありました、芝居組「虎」の第8幕、「波間にて届かぬ声」、以前の、「ハルシオン・デイズ」(http://aleswriteer.jugem.jp/?eid=257)、「キャメラ」(http://aleswriteer.jugem.jp/?eid=661)、「十二夜のジュリエット」(http://aleswriteer.jugem.jp/?eid=903)に比べますと、芝居組~の中で、最も面白い舞台だったと、ワタシは、その様に思いましたけれどね、うん。  どうして、そう思ったのかと言いますと、まず、テンポがよくて、シリアスなシーンと、笑えるシーンのバランスが絶妙で、何か、緊張してきたかなぁ・・・、そうなりますと、結構、笑いのシーンで中和されておりました感じがしたかなぁ・・・と、ね。  それで、話は、「ペンション・ナギサ」のとある夏に起こった出来事を描いていっていたのですが、この出来事が、「キャメラ」のSFっぽい話や、「十二夜~」の壮大な、国家同士の争いの話に比べると、等身大の成長物語で、とても、親しみやすいものでした。(でも、幽霊とか出てきますけれどね)  中でも、ミサキさんの頼もしさが、とても、見ていて、「こんな人が、身近にいたらいいなぁ・・・」と、思わせてくれました。  後、夏帆(彼女が幽霊です)が成仏した後の、海斗、不登校を克服した、白瀬、そして、磯山の手から、ペンションを守り、ミサキさんから、ペンションの後を引き継いだ、波江の今後を応援したい気持ちになりましたね。  (そして、今回は、「自分と向き合う事」という、メッセージが、この舞台のテーマだったような気がいたしました)  最後に、航平が事故で足を失った事については、体の一部分を失う事は、命を失う事も確かに辛いですが、体の一部分を失うと、不便になる(色々と)のでは・・・? と、漠然とした想像しかつかないけれど、(例えば、航平のように歩けなくなるとか、腕を失うと、様々な手を使っての作業が出来なくなるとか・・・)これは、これで辛いと思いましたね。  ・・・あっ、最後の方、ちょっと、舞台から逸れたような話になりましたが、この舞台も、面白くて、誕生日(確か、波江の祖父の誕生日が、伏線で出てきていましたね)に観るのに、とても有意義な時間を提供してくれました。  芝居組「虎」様、次回の公演も、楽しみにしております!!