アレスノモノカキ Go

北海道・函館から発信している、やっぱり、”物書きもどき”の、”アレス”による、”趣味”と、”放浪”のブログです。

「茶色の朝」をようやく、読みました。

JUGEMテーマ:
カテゴリ:なんでもモノ紹介)  昨年末に、チラッと紹介した、「茶色の朝」(http://aleswriteer.jugem.jp/?eid=1066)(←確か、「ひとりごと」で、TVドラマの「別に普通の恋」の事と一緒に書いたのですが、なぜか…)を、ようやく読むことが出来たので、紹介いたします。  以前も書いた通り、フランスの絵本ですので、わりとすぐに読めたのですが、絵が抽象的で、何だか怖い感じだったんですよねぇ(個人的に、そのように見えたのですが…)。  でも、これは、「全体主義」(この作品で言うところの「茶色」)に染まっていく、警鐘的な物を表しているから、そんな感じなんだろうなぁ・・・、その様に思いましたね、私は、うん。  それで、まずは、飼っているペットの色に始まり、新聞も、「茶色新聞」しか取ってはいけない…などとなっていくのですが、この作品の主人公たちは、「別にいいか」と、それらを見過ごしていってしまって、いずれ、とりかえしの付かない事になる・・・、という話なのですが、これは、「今の日本」も、一歩間違うと・・・、いや、もう、その道を歩みだし始めているのではないか・・・? と、この作品(ちなみに、この作品の出版は2003年です)から、問題提起されているかのように思えましたね、多分。  だから、こうして、(ここのアクセス数が又、最近、少なめで、拙いブログでは、ありますけれど・・・(--;)て声を上げていった方がいいという事ですね。
評価: フランク パヴロフ,ヴィンセント ギャロ,藤本 一勇,高橋 哲哉 大月書店 ¥ 1,050 (2003-12)