アレスノモノカキ Go

北海道・函館から発信している、やっぱり、”物書きもどき”の、”アレス”による、”趣味”と、”放浪”のブログです。

録画していた、「ONE」を見ました。

JUGEMテーマ:戸次重幸
カテゴリ:演劇、映画)  昨日、3月15日に、フジテレビONEで放送がありました、戸次重幸一人舞台「ONE」を録画したものを、実家で見ましたので、本のVer.と比較しつつの感想をかきます。  (とりあえず、以降、「続きを読む」で)  まず、以前、本を読んだ時の感想記事http://aleswriteer.jugem.jp/?eid=1132)は、ここにUPしておきますが、最初の話である、「映像俳優の今」から、最後の「タクシー」の話まで、舞台の中で、話がリンクしている(本のVer.も含めて)みたいでしたね。  それで、ワタシは、「スマホの優越と憂鬱」の話が、「もしも、他人の携帯(スマホ)を覗き見できたら・・・?」という仮想現実(?)的な話を、擬人化したスマホが演じていたのが、面白かったけれど、途中から、段々と、感情の歪みがむき出しになっていく怖い話になっていくのが、スリリングでもあり、「・・・あっ、自分のネットの影響で、人が傷つく事があるよなぁ」と、反省もさせられた(本で読んだ時以上に)話で、個人的には、この話が、最も好きです。  こんな気持ちにさせられた、「スマホの優越~」から、猟奇的な感じの、「死んでも一緒」に話が移りますが、この話も、戸次さんの狂気の演技が、刃物のように光っていて、圧倒させられました。  (この話、コンピューターで、悪魔を召還するなんて、「女神転生」(←ゲームです。)っぽいなぁ・・・(^^;)  このドキドキした感情を一気に解き放ってくれるかのように、たった「2分間の休憩」が入り(この間、戸次さんの物まねコーナーでした(この時は、ジャック・バウワーをやっておりましたね))、軽快な曲に乗って、緑のジャージを着た、「貧乏神」の登場です。 選ばれた観客に向かって、何かしら、残念な(?)「呪い」を掛けていく(それだけではなく、公演グッズのポストカードもプレゼントしていたみたいですが)けれど、ここは、本のVer.では、「タバコ」の呪いというのがあったけれど、それは、今時のご時勢だと思われますが、カットされていたし、「福の神」のコーナーというのも無かったみたいで、結構、本と違いがあった所だったみたいでしたね、うん。  それから、結構、本で読んだよりも、感動的な話になったいたので、舞台版を観られてよかったと思った、「探偵はオカマバーにいる」。  父との壁を理由に、母との法事を断り続けている、オカマバーのママ、サユキ。  そのサユキが、母の法事へ向かうまでの話と分かるのは・・・、  最終話の「タクシー」です。  「映像俳優~」の、牧野から、「スマホ~」のミーたん、そして、オカマバーのママ、サユキ達が、次々とタクシーに乗り込んで来ます。  牧野は、劇団「ハイテンションズ」の公演を観に行こうとしていて、ミーたんは、Perfumeの「Magic of love」が流れっぱなしのスマホを忘れたままになっていて、サユキは、母の法事へと向かおうとして…。(舞台では、貧乏神は乗り込んでいなかったような・・・?)  そして、タクシーの運転手と、各話の登場人物、それぞれの道を歩みながら、「ONE」は、幕を閉じるのでした・・・。  それで、本当に、舞台版の「ONE」を見られる機会を与えてくださりました、フジテレビONE様、ありがとうございました!m(_ _)m